負け犬サラリーマンの日記

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負け犬サラリーマンの日記

中小企業で働くサラリーマンの日記

ブックオフの買取価格は安いのか

昨日、「ブックオフが苦戦している理由」の一つとして、ネットショップ(買取業者)の出現を挙げたが、では、古本を処分する際にネットショップで売れば良いのかというと、そうでもないと思っているので、今日は実話を交えて紹介しておきたい。

先に結論を書いておくと、かつてCDを処分した際、ネットショップでものすごく安く買いたたかれたのだ。

  

僕は昔から音楽を聴くことが大好きで、中学生の頃は小遣いを全てCD代に費やしてしまうことも少なくなかった。そんな人間なので、社会人になって気づいた時には400枚近くのCDが部屋に溜まってしまっていた。

どのCDもそれなりに思い出が詰まっているのだけれど、引っ越しをする際、衣類や書籍と一緒に、思い切って大半のCDを廃棄することに決定した。ただ困ったことに、8センチの所謂「シングルCD」はブックオフでは買い取ってくれないと言う(もう需要がないらしい)。僕は8センチCDも100枚近く持っていて、捨ててしまうのは勿体ないなかった。

そこでネットで調べてみたところ、8センチCDを買い取ってくれるというネット書店を発見した。

これやんけ!

と思った僕は早速買い取りの手続を調べてみた。送料は無料で、段ボールまで無料で用意してくれるという。更に良い製品であれば高価買取を実施・・・。こうした高価買取が実施できるのは、実店舗を持たないネット書店の強みなのだと。ただ、8センチ「のみ」の買い取りはしていないとのことなので、必ず12センチCDを何枚かブレンドする必要があった。わざわざブックオフに売却するためのCDとネットで売却するCDを分別する必要性も思い浮かばなかったので、12センチも含めて手持ちのCDは全てこのネットで売却することに決定し、指定された運送業者を使って、送料無料でCD300枚近くを発送した。 

TOMORROW NEVER KNOWS

TOMORROW NEVER KNOWS

 

※ミスチルの「Tommorow never knows」も入れました。


で、気になる査定の結果は・・・


357円。


いやいやいやいや、3,570円の間違いではないかと思いきや、やはり357円。更に振込手数料が引かれて、197円になるとメールには書いてあった。


CD300枚で197円て(笑)。


これまで何度かブックオフで中古CDを売った経験はあるが、ここまで安値で買いたたかれたことはない。名誉のために言っておくと、別にボロボロのCDとか、ケースが割れているとか、そんなものではなく、ちゃんと中古として売れる状態のCDを送った、にもかかわらずだ。

返送の場合は自己負担で一箱1000円近くかかるようなので、もう面倒になりそのまま承認してしまった。だが、今思えば負担になっても返送してもらうべきだった。

さて、このネット古本屋、なかなかうまいビジネスモデルだと思ったので、経験者としてそのプロセスをまとめてみた。


1.
昔からCDを聴くことが趣味の人間にとっては、8センチCDは結構家に残っている。

2.
何かのきっかけでそれらを処分しようと思った時、既に古本屋のチェーン店は買い取りをしていない。

3.
ではネットではどうか検索したところ、8センチCDを買い取るという書店を発見する。

4.
ネット書店は怪しいけれど、送料無料なので、ダメもとで送ってみようとする。

5.
すると、8センチCDのみは買い取っていないとのことなので、ついでに12センチのCDも全部売ってしまう。

6.
査定を見てびっくり。高価買取どころか、ほとんど1円か値段付かずで買いたたかれている。

7.
返送してもらう場合は有料で一箱1000円以上かかるため、面倒になり承諾する。

8.
振込手数料160円が差し引かれた、数百円(人によっては数十円)が手元に残る。


ポイントは、この8センチCDを買い取ると明記して客を集めておいて、12センチCDのブレンドを強制しているところだろう。また、こちらからの発送は無料でハードルを下げている一方、返送の場合は一箱1000円以上かかるというコストも返品を諦めさせる上手い仕組みになっていると思う。

実際、このネット書店は8センチCDはほとんど売上になっておらず、実際に売上に貢献する12センチCDを買い取るための「エサ」になっているのだろう。万が一、売り残りそうになっても他店で売却することが可能だ。

 

そもそも、今になって考えてみれば「インターネットのみの販売のため店舗費などの経費がかかりません、よって大型チェーン店より高価買取が実現するのです」などという謳い文句も変だ。

なぜなら、ネット書店はリアル書店に比べて売買における輸送コストが高くつくからだ。リアルであれば原則として客が売りに来て、客が買っていく。ネットであれば、まず売ってもらう時点で発送料金が上乗せされる。段ボール一箱ともなると、大体1000円くらいはかかる。その分を売り手負担にすれば誰も売らないので、そこは「送料無料」にせざるを得ない。となると、必然的に査定金額は送料を差し引いたものになるのだ。

よって、ネット書店でCDなり書籍を売却するときは、ブックオフ等のリアル古本屋で売るよりも、安く買い叩かれる可能性を覚悟しなければならない。むしろ本やCDを「寄付」するくらいの意識でないと査定金額には大きく落胆してしまうだろう。前述の通り、特に8センチCDは無理に売ろうとせず、捨ててしまうのが得策だと思う(その手間が無駄)。もちろんお店によっては厳正に査定する良心的なお店もあるだろうが、悪質な業者に買い叩かれたという声はネットで調べれば履いて捨てるほど出て来る。ブックオフも安いが、ネットよりマシだと思えるであろう。

 

<参考リンク>

【古本】アートエイチ(現:もったいない本舗)さん利用してみました!(感想)【買取】 | Whole World Happy Chronicle

 

よって、こうした古物の処分は、第一に最寄のブックオフ等で買い取ってもらい、そこで査定額のつかなかったCDや書籍(ほぼ無価値)をネット業者に発送すれば、一切損をすることなく処分することが可能だが、そこまでの手間をかける必要性があるのかどうかについては大いに疑問である。

 

naruoe.hatenablog.com